夏。 毎朝の通り道が、太陽にじりじりと灼かれる季節。 アスファルトから立ちのぼる熱気の向こうに、しまってあったはずの大切な記憶が薫るのを見た気がしてふと立ち止まった。 友達と夢中で喋る帰り道、その時間のぶんだけ傾いていった大きな夕陽。 日常か…
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